
「滋養強壮薬」って、どんなイメージ?
滋養強壮薬は、市販薬の承認※制度上「生薬主薬保健薬」に分類され、多くは第3類医薬品。その効能・効果は…
次の場合の滋養強壮:虚弱体質、肉体疲労、病中病後、胃腸虚弱、食欲不振 (処方により血色不良、冷え症、発育期も)
※:厚労大臣が品質・有効性・安全性を審査、製造・流通を認める
■こんな健康状態、あてはまりませんか?
・通院して薬を飲んでいる(病中病後)
・手術した 又は 手術後に体力が落ちた(病中病後)
・疲れが取れず、朝からつらい(虚弱体質・肉体疲労)
・ストレスが続き、ぼーっとしがち(虚弱体質)
・胃腸が弱って食欲が出ない(胃腸虚弱・食欲不振)
■一部の滋養強壮薬の添付文書に「滋養強壮」の説明があるので以下にお示します。
(これも審査対象で都合の良いことは書けません)
体には、本来、生体機能のバランスを保ち、いつも健康を維持しようとする働きがあります。これを自然治癒力あるいは恒常性維持能力といいます。この働きを賦活して健康を保持することを滋養強壮といいます。
■滋養強壮薬は、体調を整え、回復を助けるお薬です。
⇒ 日々の保健に! まず体を悪くしないことが大事。
⇒ 患者さんは正に「病中病後」! 適応症をお持ちです。
日々、維持・修復してる体には、滋養強壮薬が大事です!
■貴方に合った滋養強壮薬があるはず 審査不要の健康食品に「よさそうだ」と飛び付かずに、日本の医薬品を頼ってはいかがでしょうか。
特に体調を整え、回復を助けてくれる滋養強壮薬は、病気や怪我の回復期、疲れているときや激務に追われているとき(病気の芽が出るとき)には絶対お勧め。
きっとニーズに合った滋養強壮薬があるはずです。
■当店にはこんな滋養強壮薬があります。(効能効果はほぼ一緒なので、製品の特長を少し紐解いて説明を加えます
・松寿仙(しょうじゅせん)
熊笹、赤松、朝鮮人参配合の液剤。健康を保持したい方のための基本薬。
当店で50年以上継続服用しているお客様が複数名おいでです。
発売以来、研究も続けられており、驚くべき結果が次々に出ています(それは店頭で)。
店頭で試しに服薬できます。28日分2,530円
・紫華栄(しかろん)
組織修復に優れた紫雲膏の紫根・当帰に、薏苡仁(肌荒れ・イボに効果)・甘草などを配合した参耆(じんぎ)剤(体の機能を高める朝鮮人参・黄耆ペア)。
感染や炎症により組織修復がより急がれるような場合には、必ずお勧めしています。10包2,200円
・能活精(のうかっせい)
疲労やストレスで、ボーっとしてやる気が出なくなったとき等。お疲れの受験生にも。1回分550円
・パナパール
生命力を補う栄養生薬(補腎薬)、恒常性を助ける生薬、胃腸を元気にする生薬を配合。
体力・気力を高めてくれる。「歳のせい」と言われたらこれ! 21回3,973円

「医薬品」と「副作用」について理解を深めましょう
【医薬品かどうかは、目的で決まる】
医薬品は、品質・有効性・安全性を確保することが大切なので、様々な規制がされています。では、健康食品なら「ガンならこれを、副作用もありません」と規制無しに製造・販売できるのでしょうか?
実は、疾病の診断、治療、予防、身体の構造・機能に影響を及ぼすことを目的とする物はいずれも医薬品です。医薬品なら審査を受けて「承認」を得て下さいという仕組みにすることで、規制逃れを防いできたのです。
150年に及ぶ制度構築により、承認済みの日本の市販薬は品質・有効性・安全性の信頼性高く、外国人に人気で、お土産にされるなど海外でもたくさん使われています。
【副作用は主に2種類あって、製品に責任はない】
免疫学的副作用:使ったら痒くなった、腫れてきたなど。稀に血圧低下を起こしたり、重い皮膚粘膜症状に至ったりします。花粉症同様、誰にいつ起きるか予測不可能。添付文書を持って受診、同じ成分のお薬は避けて下さい。
薬理学的副作用:鎮痛薬で胃炎、アレルギー用薬で眠気、鼻炎薬で動悸など、体質によって現れ方に差が出ますが、これらは薬の作用による予測のできる副作用です。まず外箱の注意書きを読んで、お店でよく相談しましょう。

血圧と血液と自然治癒力
必要な血圧と健康な血液
介護の経験がある方は、床ずれ(褥瘡)をご存じでしょう。床ずれは、ⅰ)体表近くの骨による圧迫に血管の血圧が負けることとⅱ)食事を摂れず栄養状態が悪化することにより、皮膚を栄養できなくなり、身体の表面に大きな穴が開いてしまいます。
食べれなくなった途端に床ずれを生じ、食べれるようになった途端に治った経過を看たことがあります。健康な血液と適正な血圧がないと、壊れても修復できないことを実感しました。これはあらゆる病気と関係します。
もし血液の健康を願うなら自然薬の出番になります。徳善堂では、次の医薬品を基本薬としてお勧めします。
・滋養によい動物性生薬により生命力・体力を高める滋養強壮⇒パナパール
・自然治癒力・恒常性維持能力を高める滋養強壮⇒松寿仙
高血圧
血圧は次式で表せます・・・血圧=心拍出量×末梢血管抵抗
①心拍出量(入る血液量)
循環血液量の増加(塩分の多い食事、腎機能低下による水分排泄量の減少、肥満)、ストレスによる心臓の収縮力・心拍数の増大 ⇒ 高血圧
②末梢血管抵抗(出る血液量)
動脈硬化、ストレスによる血管収縮、血液ドロドロによる血行不良 ⇒ 高血圧
高血圧対策 ストレス・食生活、動脈硬化
深呼吸:「ハッ、ハッ、ハッ」と笑うように、背中を丸めながら、息を吐く。徳善堂で一緒にやりましょう。
ササカール:生体機能に重要なミネラルの補給に、自然薬のササカールを。Naの摂り過ぎに注意しましょう。

セルフメディケーション
【セルフメディケーションの重要性と規制緩和の方向性】
セルフメディケーションは、世界保健機関WHOにおいて、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」とされています。
我が国では、少子高齢化による医療費増加に伴う負担増大を解決し、健康寿命を伸ばすため、その推進が重要になっています。
これを背景に市販薬は、特に「緊急時」を盾に規制緩和が進み、安く便利に手に入る日用品になってしまったかのようです。
【セルフメディケーションの難しさと発展】
しかし、市販薬を専門的に販売する者から見れば、この風潮には見落しがあります。
薬屋2代目の私が父から学んだことは、市販薬の限界をわきまえること。市販薬は、特に「緊急時」にはほとんど役立たないのです。
処方箋薬(診断・選薬済)と異なり、市販薬は購入者が選ぶので、副作用や相互作用以前に、次のリスクを考える必要があります。
・体調が悪いという事実(緊急性のある症状の見極め。受診勧奨や救急車の要請)
・症状と薬のマッチングの誤り(例:腹痛に解熱鎮痛。これで効いて安心していたら一大事)
・類似名称による誤り(例:成分の違う安い正露丸。同じ成分だと思って注意書きを読まない)
専門家が、安さと便利さに埋もれることなく、これら3つのリスクから国民を守れる方向に舵取りしないと、セルフメディケーションの発展は望めないと思います。
【丸投げせず、試行錯誤せず、コミュニケーションを】
岩波新書の『賢い患者』(COML 山口育子著)に、「命の主人公は自分自身」とあります。患者は医師に丸投げせずに、病気を自分の持ち物と自覚の上、医師とコミュニケーションをとりながら治療方法を選択して協働するのです。それは、セルフメディケーションでも同様です。市販薬の場合には試行錯誤せずに、まず相談して最良の選択を。
参考:山口育子さんがパーソナリティを務めるインターネットラジオ番組⇒ラジオNIKKEI『賢い患者になろう!』

承認された医薬品を使いましょう!
その健康食品、医薬品かもしれませんよ!
【医薬品の定義】
「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(「薬事法」から名称変更)
第二条 この法律で「医薬品」とは、次に掲げる物をいう。
一 日本薬局方に収められている物
二 人又は動物の疾病の診断、治療又は予防に使用されることが目的とされている物であつて、機械器具等でないもの
三 人又は動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼすことが目的とされている物であつて、機械器具等でないもの
【承認制度】
例えば、膝痛の治療や予防が目的とされているように見えるとか、指定成分を混ぜてあるといった物は、実は原則、それだけで医薬品なのです。医薬品ですから、十分な研究と治験の後に審査を受け、厚労大臣から「承認」されなければ販売等はできません。
しかし、承認の申請をしても、次のイからハのいずれかに該当すれば承認してもらえません。
イ 効能又は効果を有すると認められないとき。
ロ その効能又は効果に比して著しく有害な作用を有することにより、使用価値がないと認められるとき。
ハ その他、医薬品として不適当。
【再評価制度】
また、一度承認されても再評価制度により取り消されることもあります。日本の承認制度は厳しいのです!
反対に、長年の使用実績のある医薬品は品質規格書の『日本薬局方』に収載されます。
【副作用報告制度】
再評価制度で重要な有害作用の把握は、副作用報告制度に支えられています。近年、使用者が報告する制度もできました。
【医薬品は育つ】
承認された医薬品でも副作用がありますが、副作用報告制度と再評価制度によって、効能・効果、用法・用量、使用上の注意が見直され、より安全で信頼できる医薬品に育つ仕組みがあります。
このように、信頼できるのは承認された医薬品だけです!
『女性自身』8/9号に松葉健康法と松寿仙が!
和漢薬研究所では、50年以上研究が続けられています!
松寿仙は、漢方薬と同様に長い経験に裏付けられた赤松葉・熊笹・朝鮮人参の医薬品。
虚弱体質・肉体疲労・病中病後・胃腸虚弱の方の滋養強壮に!
お疲れの方、診療を受けている病中病後の方、健康回復に役立ちます。
和漢薬研究所50年以上の研究で、効果の仕組みも色々とわかってきています。
体は自然から得た物で養われるのですから、自然治癒力の向上と健康長寿に自然薬松寿仙をどうぞ!

リンク張ってあります
・新型コロナウイルス感染症対策の変わらない基本
・デマに注意 |